神楽坂のタウン誌「かぐらむら64号」掲載のご案内
隔月刊の神楽坂のタウン誌「かぐらむら」の最新号、
10月と11月の情報が満載の第64号の配布を開始しています。
この冊子の中の人気コーナー「まちの時間割」では、
「神楽坂 暮らす。」の今後2か月の企画展情報を載せてもらっています。
10月5日からスタートする「秋の夜長を楽しむ酒器展」をはじめとして、
今回は、なんと5つの企画展が掲載されておりますよ。
そんな今号の「かぐらむら」なのですが。
読んでいてとても興味深かったのは、
神楽坂組合の理事長のお話を文章にした、聞き書きコラムのコーナー。
今回は、幇間さんのおはなしでした。
幇間というのは、太鼓持ちとも呼ばれる、
花街で、芸者とともにお座敷を盛り上げる「男芸者」のこと。
現在では、浅草の見番に5名の登録があるのみだそうですが、
神楽坂にもかつては人気の幇間さんがいた、とのことでした。
今も、坂下の路地では、たまに芸者さんを見かけることがあるけれど、
幇間さんまでいたなんて。
神楽坂が山の手の花街として賑わっていたことの証しですよね。
時代が変われば、無くなる職業もあるわけですが、
コラムからは古き良き時代の空気がじんわりと伝わってきました。
こういう、街の記憶を覚えてる人の口述っていうのは、
近現代における民俗学のようなもの。
日々動き続ける社会の変遷を知る上でとても大事だなあ、と思います。
さすが、「かぐらむら」。
神楽坂の商店街、もしくは「神楽坂 暮らす。」でも配布していますので、
どうぞ気軽に手に取ってみてくださいね。
■店主の個人ブログはこちら>> 神楽坂 器 日和。
■店主のつぶやきはこちら>> 神楽坂 暮らす。
(2012年9月28日)
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