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ラカグのオープンと矢来町のこと


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その計画をはじめて耳にしてからはや半年。
 
10月10日、新宿区の矢来町にある「神楽坂 暮らす。」(68番地)のほぼ隣に、
新潮社の建物をサザビーが運営する商業施設「ラカグ」(67番地ね)がオープンしました。
 
四半世紀使っていなかった書籍の倉庫を、隈研吾さんがリノベーションし、
アパレルショップ、カフェ、そしてブックディレクター・幅さんのセレクトコーナー等が入居。
 
大家さんである新潮社のレクチャールームも作られていて、
有名作家を呼んでトークショーなどが開催されるもようです。
 
 
3年前、この矢来町に「暮らす。」ができたとき、周囲は住宅街ばかりで人通りもほとんどなく、
近所の方々からは「ここで商売するのは無理なんじゃない?」などと言われたものですが。
 
昨年は近くにおいしいプリンのお店・ACHOさんができ、そして一昨日はラカグができ、
来月には表通りに、かもめブックスさんができる予定。
 
「商売するのは無理」と言われた場所が、新しい文化を発信する場所になりそうな兆し。
なんだか街が進化(深化?)してゆく過程に立ち会っているようで、わくわくします。
 
この3年間、お客さまや作り手さんたちに支えられながら、こつこつやってきてよかったなーと。
そう思います。
 
 
そんなわけで、ラカグのオープンからはや3日。
 
これまで「暮らす。」の存在を知らなかったご近所の方や、遠方からいらっしゃった方等々、
はじめてのお客さまにたくさんご来店いただいています。
 
ラカグ効果?
 
これまでとは違う状況なので、どうなることかなーと思って心配していたのですが、
みなさん、楽しんでいただけているようで、ひとまずほっとしました。
  
街は変わってゆくけれど、
「神楽坂 暮らす。」では、これまでと変わらず、マイペースで楽しい手仕事を紹介してゆくつもり。
 
神楽坂においでの際は、矢来口改札を出て、ぜひ矢来町界隈を散策してみてくださいね。
 
 
 
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(2014年10月12日)

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