中村亜紀子さんのウールの椅子敷き
以下にご案内しております中村亜紀子さんの作品は、企画展終了後も継続販売いたします。
お取扱いの絵柄などについては、店舗までお問い合わせくださいませ。
1月9日からはじまった企画展「PATTERN -連続紋様の美しき世界-」。
こちらは、洋の東西を問わずに発達してきた意匠『連続紋様』に着目した展示で、
すてきなやきもの、刺繍、織物をご紹介しています。
その中で異彩を放っているのが、中村亜紀子さんの作品。
中村さんは今回、「神楽坂 暮らす。」では初めての展示となりますので、
ちょこっとご紹介をしておきますね。
長崎在住の中村さんが出品してくれたのは、ウールの椅子敷き。
ウール100%の毛糸を束にしたものを、
木枠に張った木綿の縦糸に結びつけて織り上げて作るあたたかな手仕事です。
こちらの結び方は「トルコ結び」と呼ばれているもので、
ペルシャ絨毯やギャッペや緞通にも使われている技法だとのこと。
ウール作品ならではのモコモコ感で、
柔らかすぎず硬すぎず、なんとも言えないやさしい手触りが魅力です。
中東由来の技法で織られたものなのでエスニックな雰囲気もありますが、
色彩に関しては、日本の風土や生活にあったやさしい感覚も。
部分的に天然染料で染めた毛糸を使用しているので、
このようなやわらかな雰囲気に仕上げることができるのかもしれません。
ちなみに、天然染料として使われているのは、
インド茜の根、タマネギの皮、ミカンの皮、コーヒーの出涸らしなどだそうです。
ひつじ年の幕開けを飾る企画展。
ひつじにちなんだ素敵な手仕事を紹介したいと考えていたので、
こんな素敵な手仕事を展示できて、うれしいなあと思います。
画像以外の絵柄もたくさんご用意していて、それぞれ一点ものの逸品。
椅子敷きとしてだけではなく、小さめの座布団としても使えそうですよ。
企画展「PATTERN -連続紋様の美しき世界-」は29日までのロングラン開催。
みなさまのご来店をお待ちしております!
□中村亜紀子 ウールの椅子敷き(一辺約35㎝) 各21600円
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(2015年1月12日)