黒川大介さんと山下秀樹さん、作品点描
ただいま絶賛開催中の企画展「卓上の宇宙」。
ガラス作家・黒川大介さんの星空をテーマにした作品と、
陶芸家・山下秀樹さんの渋い輝きを放つ作品が、ずらりと並んでおります。
今日は、そんな展示会場から、
作品を一部ピックアップして、ご紹介しておこうと思います。
黒川さんは、これまで内側に星を散りばめた「銀河」というシリーズが好評だったのですが、
今回は、銀河をアレンジした新バージョンが登場しています。
こちらの画像の片口と盃は、「星雲」というシリーズ。
外側には、星雲のような不思議な模様がたなびき、
内側は、鏡のようなメタリックな青。
夏の晩酌に涼やかな景色を演出してくれること間違いなしです。
こちらは、てのひらサイズの一輪挿し。
宇宙の神秘を閉じ込めたような小さな世界に、
夏の生命力を感じさせるグリーンを活けるだけで、そこには涼感がただよいます。
ご紹介した酒器や一輪挿しの他にも、中鉢や小鉢、小皿なども。
ロングセラーの「銀河のうつわ」や「宙のうつわ」のシリーズをご用意しています。
ガラス工藝の性質上、作品は、それぞれが一点もの。
ぜひ会場で、ご自分だけのお気に入りの作品を見つけていただければ、と思います。
そして、こちらは山下さんの「銀化天目」というシリーズの作品たち。
今回は、7月の展示ということで、
ビアカップやそばちょこなどを中心に、夏の食卓で使えるうつわをご用意しています。
銀化天目は、鉄分を含んだ釉薬を使っているのですが、
山下さんならではの焼成技法で、金属的な鈍い輝きに仕上げられています。
焼き物ならではの「偶然性」というものを活かしていて、
それぞれの作品が表情豊かで、これまた、それぞれの作品が一点もの。
山下さんらしいシャープな造形感覚が活かされた、角型の酒器も。
見る角度によって表情が異なり、
お酒を注いだ際に、うつくしい佇まいを見せてくれる器なのですよ。
手にしっとりとなじむ感じの風合いもすてき。
このほかにも、大きめの鉢やお皿、飯碗などなど、
普段ご紹介していない、展覧会ならではの作品も揃っています。
ぜひ、この機会にご覧いただきたいと思います。
こちらの展覧会「卓上の宇宙―黒川大介+山下秀樹二人展―」は、16日(木)までの開催。
梅雨のさなかで、じめじめとした日々が続いておりますが、
たくさんのみなさまのお越しをお待ちしております!
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(2015年7月8日)
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