新入荷&再入荷 / 器以外の工芸
中村亜紀子さんの新作のウールの椅子敷き
見た目にもあたたかなウールの椅子敷き。
長崎在住の中村亜紀子さんの手になる画像の作品は、
ウール100%の毛糸を束にして、木枠に張った木綿の縦糸に結びつけて織り上げたもの。
この結び方は「トルコ結び」と呼ばれているもので、
ペルシャ絨毯やギャッペや緞通にも使われている技法です。
ウール作品ならではのモコモコ感で、
柔らかすぎず硬すぎず、なんとも言えないやさしい手触りに心なごみます。
中東由来の技法で織られたものなのでエスニックな雰囲気はありますが、
色彩に関しては日本の風土や生活にあったやわらかな感覚を持っています。
これは中村さんの創意工夫が活かされた結果。
茜の根や蜜柑の皮などの天然染料で染めた毛糸を部分的に使用することで、
このようなやさしい色と雰囲気に仕上げることができるのです。
間もなく冬至。
寒い季節は苦手だけれど、
こんなあたたかな手仕事とともに冬の暮らしを楽しんでしまう、というのもよいかもしれません。
椅子敷きとしてだけではなく、 床に敷いて座布団代わりにしてみてもすてきなのでは。
オンラインショップ上に中村亜紀子さんの作品ページを作り、新作をUPしましたので、
どうぞごらんくださいませ。
□ 中村亜紀子作品ページ
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(2015年12月21日)
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